「Third World」ライナーノーツ

昨年12月にある1通のメールが届きました。
その内容は、「次の曲は、戦争で家族や愛する人を亡くした人の悲しみを歌った曲にしてほしい」というものでした。

ウクライナで戦争が続く中、パレスチナでも戦争が始まり、世界の緊張状態が続いています。
今この時に、やはりそのような歌を作りたいと思い、制作を始めました。

パレスチナ問題はとても複雑で、よく理解できていなかったので、まずはこの問題について学ぼうと思いました。

そんな時にタイミング良く、私の音楽の師匠である水谷公生さんからLINEが届きました。
この本を読んでみてほしいと↓

第三世界の主役　「中東」　日本人が知らない本当の国際情勢
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この時、私はそのような曲を作ろうとしている事を話していなかったので、不思議な導きみたいなものを感じました。

この本を読むとこれまでよく分からなかった中東の問題、構造が分かって来ました。
この本には中東の国々の歴史と発展、そして、どんな素敵な国で、これからさらに発展して行く展望が書かれていました。

実際に現地に住んでいる一般市民の方々は、友好的で人種を超えて友情を結んでいたり、それぞれがそれぞれの平和と幸せのために生きているのだと思いました。

なのになぜこのような戦争が起きてしまい、一般市民は一体何のために犠牲にならなければならないのだろうかと憤りを覚えます。

単純に誰が悪いとか良いとかいえる問題ではありませんが、どうにか戦争のない世界にできないものかと、願って止みません。

そんな想いを曲にし、戦争で家族を亡くした少女を主人公にして描きました。
戦争で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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